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人間原理


Writer : matsushi


Type/ : 2020-11-24 / blog

この宇宙が誰かのシミュレーションではなくて神が作ったとすれば、
光は絶対的なモノではなく、相対論的宇宙観は成立しなくなる。
というのが前回までのあらすじである。

逆に観察者としての”神”が作ったこの宇宙が
観察者のなんらかの制約によって光でしか観測できない事情があって、
光を超えるモノが存在しないとすると...
それは現代の人間の宇宙観なのだが...

c=λ✖️f
c:光速、λ:波長、f:周波数

周波数は振動の頻度であり、
宇宙の収縮と膨張の気の遠くなる周期であり、
量子のスピンである。
光速度の別表現として光速イコール周波数なので、
周波数もやはり”この宇宙”では唯一絶対的な存在ということになる。
言い換えると振動は物理の本質である。
そして人間の五感もまた振動を捉えようと研ぎ澄まされ、
そこから危険を察知したり、快感を得たりできるように進化した。
匂い、味、触覚は振動とどう関係するのか?
それぞれ変化を検知しているのであって、変化率を振動で表すことができるよね。

コウモリが音波で世界を見ているように、
ヘビが熱を感知しているように、
カエルが物体の移動量を見ているように、
人間はそれら全ての情報を含めて周波数として捉えて世界を認識している。

同じ宇宙に住んでいるエイリアンはやはり光の制限を受けている。
亜光速の飛行では決して地球を訪問することはできない、かな?
カール セーガンのコスモスではそんな理屈でUFOを否定していたが、
近年の天文学ではわずか数光年の先に地球型惑星が発見されており、カール セーガンもタジタジだ。
科学技術の進化は速い。

ともあれ周波数のことを言えば、
光にしても音にしても電波にしてもその物性とは関係なく周波数自体は”この宇宙で”普遍となる。

人間原理とは「我思う、故に我あり」ということで、
人間が観察し、考察しているからこの宇宙はこういう形をしていて、
その中に人間が存在している、
という因果逆転、輪廻転生の宇宙論である。

既に相対論始めこの世界の不思議な物理現象の説明には慣れている現代人ではあるが、
実は結構あやふやな公理の上に成り立っていることには気が付いていないのではないだろうか?
「胡蝶の夢」とはカミが”この宇宙”の中にいる神なのか、
外にいる”神”なのかの問いである。
そして中にいて人間原理に支配されている人間にはその問いの答えは決して見つけることはできない。

つづく
©️Planet Wave
#画像:光は重力によって曲げられる(重力レンズ)

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NGの音作り No.2


Writer : hoji


Type/ : 2020-11-20 / blog

(写真は、iPad->Logicでmidi入力しているところ)


こんにちは、
NGの音作り2回目です。

ミックスの話を書こうと思ったんだが、いや、皆知りたいのはこっちかなと、
今回は、ギターとベース以外の楽器の打ち込みの話です。
どのように作っているのか?
ご存知のように、NewsGatheringは3人構成、Guitar、Bass、Keybord です。よって、ギターとベース以外は、打ち込みとなるんですが。。。おっと、ボーカルも生ですね。ボーカルは全員が可能なので、今後、コーラスも増えるかも。
待った! 前にイシモトのブログで登場した、「沢口れい」さんもいました。この方、綺麗な高音を持つ歌い手です。NewGathringの曲にコーラスで参加していただいています。
だから、3+1構成ですね。

で、打ち込みなんですが、僕は、3種類を使っています。
・MuseScoreで作成。
・Logic pro への midi入力。
・沢口れいさんの入力。

MuseScoreでの作成は、各楽器ごとになりまして、新曲だと、
(1) ピアノ
(2) ソロピアノ -> 後で差し替え。
(3) アコースティックベース -> 後で差し替え。
(4) デモギター -> 後で差し替え。
(5) キック
(6) リムショット
(7) スネア
(8) タム+シンバル類
(9) ハイハット
(10) バイオリン
(11) ビオラ
(12) トランペット
(13) フルート
(14) シンセ -> 後で差し替え。
(15) ボーカルライン -> 後で差し替え。
となってます。

後で差し替えるものは、あまりマジに設定しなくて良いんですが、差し替えできないトラックは、マジで音を作らなければなりません。

音作りしている方は皆やっていると思うけど、打ち込みで、音の強弱を1音ずつ設定しています。和音の場合もその一つずつを、できるものは、実際に弾いて強弱を確認します。
ドラムは、手足が足りるか?を考えて、あまり無理はできません。でも、結局二人ドラマーになることもあって、あちゃー!となることもしばしばです。実はかなり細かい作業なんですが、昔はドラマーになりたいなぁなんて思っていたこともあるので、憧れの職業。
ハイハットからタムに移る時なんかは、左手で入ったら右手が裏の強拍なることなども考慮したり、ハイハットは、右手が少し強く左手が少し弱い、だけども裏拍を強くしてノリを出す。とか、キックが16分音符で2つ目が拍頭に入るときは、最初は小さく次頭は強く。スネア叩いて、シンバルってこの瞬間に腕が届くんかな?なんて、ことも考えながら。
まーーー気が遠くなるくらいですが、小節のコピーはせずに、一つづつ細かく設定します。

Logic Pro には、ヒューマナイズのボタンがあるので、一見便利そうだけど、ボタン押した後も気にくわないこともあって、結局一つずつ設定してるから、今のところは上記の手法でやってます。
また、museScoreはリズムが完璧なので、そこを人間らしくするために、Logic Pro にwavを移してから、ドラムのリズムをクニオベースの方に合わせて補正したりしてます。ちなみに、クニオはリズム感がよいので安心です。

音源も大事、MuseScoreは、素晴らしい音源が数多くあるんですが、いまひとつの場合は、ネットから「sf2の音源ファイル」をダウンロードします。
ピアノは、スタンウェイなどいろいろあるんですが、NewsGatheringに合うのは、今のところ、YAMAHAのサラマンダーみたいです。もっと他のKAWAIとかローランドや憧れのNordなんかも試してみたいのですが。。。Logic Pro のピアノも良い音なんですが、ペダルがいまひとつ、MuseScoreの方が自然に感じますから、バックのピアノサウンドは、MuseScoreからのwavにしています。

(写真は、MuseScoreで、sf2外部音源を設定しているところ)


そんなこんなで、ストリングやホーンセクションも1音ずつ設定するわけです。曲の盛り上げを考慮して、1音ずつばらつきを加えながら、徐々に後半に向かいベロシティーをあげるなんてこともやります(Logic Pro のオートメーションは基本使わないです)。
で、上記すべての楽器を1トラックずつwavファイルにして、「Logic Pro X」移すわけです。
なので、楽曲の構成が変更になったり、曲の長さが変わったりしたら、えーーーーっ!てなって、
また、「MuseScore」に戻り作業するわけです。こうやって書くと大変そうですが、慣れるとそうでもなくて、かなり早くできます。

でも実際に時間がかかっているのは、振り返ると、音源種類の選択です。
例えば、ドラムも音源はいっぱいあるのですが、曲に合う音を探して選択することにすごく時間がかかります。MuseScoreで表現できない場合は、ネットを探す、それでもダメなら、Logic Pro に移した後で、Logic Pro の音源を探します。それでもダメなら、イシモト、クニオにHelpです。
楽曲「Hope Of End」のマレットで叩くシンバルの音には苦労しました。皆でネット上を探しまくったが、良いのがなかった。良いのがあっても版権で使えなかったりでした。
結局、イシモトの提案で、Logic Pro にたくさん入っているシンバルの音で最も近いものを加工して使用しました。
一人だと心が折れそうだったので、イシモト、クニオに感謝です。

ちょっと長くなったので、MuseScore以外のLogicのmidi入力と沢口れいさんの音作成の話は、また今度ね。
次回は、一息入れるのに、ミックスの話かも。

つづく

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エイリアンは音楽を理解するか?


Writer : matsushi


Type/ : 2020-11-19 / blog

エイリアンと人類の共通言語としての音楽?
いやいや音じゃなくて光だろ、
というわけで、友人と居酒屋で議論になったこのテーマで今回はお届けする。

極端に考えるのは思考の一つのテクニックである、
宇宙空間、水中ではどうか、空気の振動はそのままでは伝わらない。
媒体がなくても伝わるのは電磁波(光)、化学反応...かな、
音楽といえども情報伝達なので伝わらなくては始まらない。
エイリアンとも光であれば伝わりそうだ。

音と同じく光も波形の足し算ができるのだろうか?
ノイズキャンセリングイヤフォンのように光を合成することでアイマスク代わりになるのだろうか、
これはできない。
絵の具を重ねると黒になるが、光を重ねても明るくなるだけで暗くはならない。

音程=周波数=色相、音量=デシベル=明度、音色=波形=彩度かな?
色立体だとそんな対応だと思うが、光の物性はなんか音とは違う。

単音メロディー相当なら光でもできそう、色と明るさ鮮やかさを時間軸で変化させれば良い。
だが和音は?
音なら、近い波形が重なると音色として認識され、遠い波形だと別の音程と認識されて和音になる。
光も混じり合う波形は同じだが遠い波形でも和光にはならない、と書いて、
回折格子は?
と思い至った。
カラーテレビのように三原色を重ねて別の色になったり、
回折格子のようにシマシマになったり、
でもシマシマにするにはテクニックが必要だ。
波長とスリットの間隔を注意深く調整しなくてはならない。
音楽ならぬ光楽は難しそうだ。

単純には空間に時間軸で変化する光を投影することで和音まがいができそうだ。
まさにiTunesのビジュアライザーである。
シンクロエナジャイザーである。
でも音楽のように統一的じゃない。
フリージャズ、前衛だ。
光にも楽理が必要だ、光の音楽版を光楽と呼ぼう。

エイリアンにとっての情報伝達手段としての光...
そこのあなた、電波で信号を送ればいいんじゃね、っていうのは意味が違う。
それは媒介として光や音を使っているのであって、言葉やコードを送っているのであって、音楽のようにそれ自体に意味があることとは違うのである。

周波数の変化、周波数の合成を我々は美しいと感じる。
エイリアンが光それ自体をどのような方法で楽しんでいるのか分からないが、
エイリアンもまた周波数の変化と合成を楽しんでいるはずだ。

つづく
©️Planet Wave

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NGの音作り No.1


Writer : hoji


Type/ : 2020-11-16 / blog

(上記画像はMuseScore、新曲譜面の一部)

ようやく、新曲が完成し、ちょっと時間もできたので、タイミングを見ながら、NewsGaheringの音作りについて書こうと思いました。
作曲やアレンジ、ミックス、マスタリングで気づいた事や、思っている事を書いていけたらいいかなと思ってます。
今回、初回なんで、何を書こうかなと考えたんだが、NewsGatheringの曲作り風景から。
題材は、新曲がわかりやすいかな。

手順は、こんな感じ。

まず、曲の原型のメロディとコードを用意してDAWの基本トラックを作成。
楽曲は、20代の時に数回ライブでやった曲。けっこう覚えていたので、アレンジ開始。
ドラムやベース、ボーカルのトラックを声やテスト的な音源で録音してデモをつくる。ボーカルなんかは鼻歌みたいで、訳のわかんないムチャクチャな英語みたいな言語でテキトーにアドリブで歌うからひどいもんです。

で、ある程度のレベルになったら譜面にする。

んで、デモ音源と譜面をgoogleドライブにアップ、イシモトとクニオに聴いてもらって、いろんな相談やアイデアを話し合う。話し合うといっても、これもLINEでチャットしてる。振り返ると今まで、音作りの細かな内容をメンバーと電話で一度も話した事がない。そーいえば不思議だ。

また、僕はギターやベースの詳しい事がわからないから、ギターとベースのアレンジは、2人におまかせ。2人の抜群のセンスと演奏でNewsGargeringの曲になるのです。ありがとう。

このタイミングで、クニオが歌詞と曲の背景を創作。

その後、メンバーから頂いた意見やアイデアをDAWで修正したり、追加したり、カットしたり、もう一度譜面にしたりして、音を作り続けます。もちろんツールは「Logic Pro X 」です。
で、googleドライブにアップしてLINEでチャット、意見を出し合って。。。ということを、
まーーー、繰り返す訳です。

(上記は、Logic Pro X でミックス中)

ある程度できたら、各自用にカラオケ音源を作って、いよいよ、本物の録音。皆、カラオケ音源で楽器練習やボーカル練習をしてそれぞれの各自のDAWにて宅録。

皆のwav音源が集まったら、いよいよミックスダウン+マスタリングに入りまーす。
と言うことで、なんだか料理レシピみたいな感じね。

ほぼ毎日の様に音作りをして、曲をgoogleドライブ経由でやりとり、これを皆で繰り返しているうちに、なっ、なんと!ボツ曲になる事も!
今回新曲、実はボツになりかけギリギリの時もあったけど、なんとか乗り切り、素晴らしい曲になった。めでたし、めでたし!
完成曲は、しばらくしたら配信されるから、是非、聞いてねー。

皆の力で曲が完成間近になると、
クニオがアートワーク、ジャケットデザインや曲紹介文の作成。
イシモトがオペレーション、tunecoreのアップ準備やSNS配信分析や戦略などを検討実施して、正式アップ、完了!打ち上げ!って段取り。
ふーっ。
今後は、打ち込みの仕組みとかミックスとかマスタリングの話になると思うが、きっと音作りしている人が皆悩んでいる所の話も出ると思う。例えば、透明感とか音圧とか。。。
ではね!

つづく


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ぼくらの音楽遍歴3”Shakti With John McLaughlin”


Writer : kunio


Type/ : 2020-11-14 / blog

金沢で大学生活を始めたばかりのころ、折衷様式が美しい尾山神社の門前に「メルツバウ」というシャバシャバのカレーがおいしい喫茶店があった。今思えばマスターはデザインに造詣の深い方だったのかもしれない。ある日、そこでこのレコードがかかっていた。おったまげた。インドの古典音楽の修練を積んだヴァイオリン奏者と二人のタブラ奏者とともに、ドローン弦付きの特製ギターが縦横無尽に弾きまくっている。それまでインド音楽もそれなりに神妙に聞きかじっていたが、どんどん身体に染み込んでくる音の洪水に圧倒された。これは誰が演奏しているのかなと思いつつ、ジャケットを手に取ってみると、Shakti With John McLaughlin - Natural Elements 、1977年の作品である。なんと、あのJohn McLaughlinだった。それまでの彼に対するイメージは、たぶん多くの人が現在も抱いているイメージと同じで、マイルスデイヴィスの電化ジャズの重要人物、やや敷居の高いマハビシュヌオーケストラ、スーパーギタートリオで一番地味な人、サンタナと一緒にのけ反りギターも弾ける人というところだった。
私の中ではこのユニットにおけるJohn McLaughlinだけが特別な存在に思えてならない、同時期に合計3枚のアルバムがあり、2001年にはRemember Shaktiとして同窓会的なアルバムがあるが、その中でもこのNatural Elementsというアルバムだけが突出しているような気がする。
20歳前の私に、既成の音楽枠の外にはとてつもなく広い世界があるのではないかと確信させた、啓示に満ちた音楽である。
まだ聞いたことがなければ、ぜひ聞いてみてほしい、最後の曲の美しさは格別。

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現代音楽のFBグループ


Writer : matsushi


Type/ : 2020-11-11 / blog

今回はちょっと物理学から離れて閑話休題。
しかも月例報告の時期も逸してしまいました。ちょっとだけ触れておくと、惨憺たるものです。
このところストアへのアクセス数ゼロ、Apple Musicの再生数もゼロという日が見られます。
NG official siteがどうなっているのか怖くて聞けていませんが、というのは、このブログへのアクセスもゼロということが比例して起きてるはずであるからです。
やはり、読んでる人がいないかも、と思うとちょっと寂しい気がします。
それなりに頑張って書いてるところもあるので。

さて、NGの配信が無くなったな〜と思っているあなたは正しいです。
今、実はいわゆるコンテスト向けにトラックを作っていて、そろそろlaunch なのですが、にしても配信されるのはかなり後になってしまうと思います。
ので、順番的には一回休みの次の曲の方が早く届けられると思います。
たぶん、クリスマス前あたりでしょうか。
以前から時々話題にしているfractalという曲が先に配信されるものと思います。

...
何年か前から僕は「現代音楽」のfacebook グループに入っており、そこの話題で、それまで特に気にしてなかったことが今更ながらに分かって興味深かったことがある。
現代音楽の特徴の一つは、完全に譜面に書かれていて、基本、譜面どおりに演奏されるものだそうだ。
譜面は必ずしも五線譜とは限らない。
このブログでも紹介したトータルセリエリズムでも良いし、図形楽譜でも良い。
一見、もとい一聴似ている前衛音楽との違いは、前衛はフリージャズなんかが代表的だが楽譜が無く、自由に音を合奏する形式があったりするが、現代音楽は楽譜が全てなんだそうだ。

思い出すのが、ロックの話、そういう意味ではロックは前衛か?
ジャズのインプロビゼーションも前衛かな?
ロックの場合はそういうことではないよね、BeatlesやKing Crimsonは楽譜として正しく成立している。
でも成立していない音楽もロックってカテゴリーで括られてたりする、ややこしいね。
ジャズはインプロビゼーションであっても楽理の上に成り立っているので立派に現代の音楽だ。
我々NewsGatheringも楽譜の上に成り立っている。
僕は元々ロックの人で、楽譜を読まなかったが、音楽を心理学の一形態として捉えて楽理を多少勉強したので、定量的にスタイルを維持できていると思っている。
僕は亀の甲より年の功だが、ホージはビックリするほど成長していてすごい、オンラインでいかんなく能力を発揮している。
クニオは早熟で学生時代で既にスタイルができていた。
そういう意味ではNewsGatheringは現代音楽として今後も創作を続けられたらいいなぁと思う。

僕はジャズのfacebook グループにも入っていて、こちらの人たちは演奏を自撮りしてupする投稿が多い。
ジャズは演奏の音楽だね、良いことだと思う。
でもその演奏のほとんどは練習動画である。

演奏練習のジャズ、楽譜の現代音楽、ダンスのポップス、心理学のNewsGatheringか、哲学のプログレか? 物理学の周波数か...

次回はきっと宇宙と光の話に戻るでしょう。

つづく
©️Planet Wave

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仮に光が最速のモノでないとしよう


Writer : matsushi


Type/ : 2020-11-07 / blog

前回で述べたように、
観測も証明もできない、光より速いモノが存在するとしても、意味的には存在しないのと同じだ。

それでもあるとしたら、光速に近くなっても質量は増えないし、時間の進みも遅れない。宇宙に果てはなく、big bangも無い、無限小から無限大へ、もしくは万物は周期的に振動している。
輪廻の世界観は日本人には馴染む。

ここでの神は”神”と違って、万能の神であり、宇宙の真理である。
人間物理学が言うような光の制約が無いから宇宙は完璧である。
宇宙と神は一体化されており宇宙の中に神が存在しても違和感がない。

光の制約のある宇宙には何やら第三者の気配を感じた、宇宙の外にいて万能ではない”神”の制約をこの宇宙でも受けていた。

人間の思考は人間自身を飛び出すことができるか?
意識に関する哲学のテーマがあったような...

光の制約を公理と考えるから相対性理論が生まれ、光の制約の中で観測するから理論通りの結果がでる。
そして現代の人間物理学はみんなが知っての通りの宇宙観を提示している。

人間は人間の思考の範囲を超えられない、トホホ。

つづく
©️Planet Wave

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シミュレーション仮説


Writer : matsushi


Type/ : 2020-11-02 / blog

人類はコンピューターシミュレーションの中で生きている、の仮説を検証することは今や物理学者のテーマの一つになっている。

我々人類含めた我々の宇宙は何者かが作ったコンピューターソフトの中のデータとして存在している、とすると直感的にはその何者かは”神”ということになる。

我々が生命工学を操るのと同様、高度な科学技術を持った”神”が実験のために我々の宇宙を作ったのかもしれない。
あるいは僕が今朝顔を洗った時の一滴の水のしずくが垂れたコンマ1秒の中に無限の空間と時間が凝縮されて、0.02秒後に相当する四十億年後にしずくの中心から数億光年相当のやや外れたところに我々が生まれ、この瞬間を生きているのかもしれない。
そうすると僕は”神”ということになる。

...的なことは誰しも想像したことがあるだろう。
「胡蝶の夢」「matrix」の世界である。

壮大なテーマだが非常に興味があるので、この検証に取り組んでみたい。
考える道筋としては二つの方法を思いつく。
一つは現代科学、もう一つは人間原理。
とても一回では終わりそうにないので今回は科学的思考法で。

我々の科学では宇宙は有限だということになっている。
かつて古代人は力持ちの神や動物が宇宙を担いでいたり、端っこから海の滝が流れ落ちたりしているしている姿を想像していたようだが、ほぼほぼ当たっている。
アインシュタイン以降、なぜかこの宇宙では光が最速のモノであり、光を超えるものは無いとされており、数多くの観測、実験で証明もされている。
一方big bang以来宇宙は膨張しており中心から遠くになるほど速度が速くなっているとされている。
光の速度を超える瞬間に境界があり、この宇宙の端がある。
event horizon/事象の地平線、特異点/singurarityと呼ばれている。

この宇宙の多くの物理法則は時空は無限であることの仮定を境界条件として解くことができるのに、全ての物質、事象、現象は光の速度を超えられないってホント?
という疑問が湧く。

それは光原理だからでは?
つまりこの宇宙は電磁波でしか情報が伝わらないから、電磁波でしか観測できないから。
シュレジンガーが観測した途端に因果が決まると言ったのは、つまり電磁波によってしか因果を確かめることができないから、この宇宙が存在しうるかどうかを判断できないから。

光(電磁波)を超えるものを光(電磁波)で観測することができない、ということ。
だから光の速度を超えられない、宇宙は有限である、と逆説的。
このことはなんだか結果から公理を逆算して、またその公理を使って何かを導いているように思えないだろうか。
結果が間違っていたら?
作為的に結果が決められていたら?
観測者の都合で観測条件に制約があっただけでは?
何やら第三者の気配を感じる。

つづく
©️Planet Wave
#画像はボイジャーが太陽系を離れるときに写したもの、全ての太陽系の惑星が映り込んでいる。人類が初めてこの目で太陽系を見ることになった写真。

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陽気な奥さん


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-28 / blog

NGの3人でたまたまロバート フリップの話となり、Facebookで見つけたToyahとRobert FrippのSunday Lunchのシリーズを紹介したら、大いに盛り上がった。
あのKing Crimsonの気難しそうな機械のようなギタリストがなんとも楽しそうに奥さんと掛け合っている動画シリーズである。
大抵は座って例の機械のような変拍子を弾いているのだが、その隣でToyahがポンポン(て言うんだっけ?)持って踊っているのだ。
陽気だ、良い奥さんだ。

ロバート フリップの話は純粋に音楽の話しである。
今手掛けているfractalっていう曲のイメージは、雨が降っていて水たまりができている。
水たまりの水面には雨粒が作る波紋がいくつかできている。
波紋どうしはお互いの輪っかが重なるのだが波が波をまたいで他の波には影響されず広がっていく。
同心円の波どうしの間隔は一定であるらしい、正にフラクタルだが、
このギターイメージがロバート フリップである。
自分で言ってハードルを上げてしまった。
まっ、こんな感じの超絶機械的テクニックのギタリスト。
変拍子と突然変異的な和音の塊り。

このギタリストとSunday Lunchのギャップである。
そう言えばオリジナルKing Crimsonでもグレッグ レイクの叙情的な歌声とメロディーというギャップがあった。
一番最近のCrimsonではエイドリアン ブリューという感覚的、音響的ギタリストとの融合だった。
ギャップ萌えの人なんだね。

昔、富山県 立山町の知り合いの家に遊びに行ったら、盆踊りの季節で、その時の曲が変拍子でビックリした記憶がある、
けどもう思い出せない。あれは一体何だったんだろう?
日本にはそういう自由なタイム感が元々あるとしか思えない。
揺れるタイム感をのちに西洋音楽の定義で採譜したら変拍子になり、伝承されるうちに確固とした律動になったのだろう、
小泉文夫的に言うと。

河合隼雄は日本は母系社会だと言ったが、陽気な奥さんは良いよね。
ロバート フリップを見てると普段はきっとToyahに甘えてるのだろうなと思えるよ。
ステイホームで初めて見えた人柄だった。
なんだかウィズコロナのほっこりした一面だった。
シンギュラリティだけじゃないのかも、
fractalにもちょっと調性が出てきたりして。

つづく
©️Planet Wave
#写真はToyahとRobert FrippのSunday Lunchの一コマ

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ぼくらの音楽遍歴2”Steve Reich”


Writer : kunio


Type/ : 2020-10-25 / blog

1970年代後半、日曜日の夜23:00からNHK-FMで放送されていた「現代の音楽」を高校生の頃、毎週楽しみに聞いていた。Bach→Webermの「6声のリチュルカーレ」が流れてくると、未知の音楽への期待でワクワクした。上浪渡氏の解説も軽妙で好きだった。海外の現代音楽祭の最新録音を紹介するなどまさに、音楽のいまを垣間見ることができる数少ない機会だった。
当時は「ベルリン・メタムジーク・フェスティバル」などで盛んにミニマル・ミュージックが取り上げられていたように記憶している、Steve Reichの「18人の音楽家のための音楽」が放送されたのもその頃だった。とにかくおったまげた、こんな音楽がこの世にあるのかとびっくりした。
Steve Reichは「Tehillim」や、Pat methenyの名演「Electric Counterpoint」など印象に残る作品が多いが、個人的には「18人の音楽家のための音楽」が最も好きだ。当然であるが曲中のPulses(パルス)がシンセサイザーでなく生楽器で演奏されていることに驚き、関係ないはずのWeather ReportのWayne Shorterがサックスでパルス奏法すると、この曲のように聞こえて不思議な感じだった。
当時のミニマル・ミュージックは多彩で、Philip Glass、Michael Nyman、La Monte Youngらが新曲を出すたびに新しい驚きがあった。Terry RileyがNHKスタジオで生録音した「Shri Camel」も放送されて、今でも私のライブラリの宝物になっている。
"Steve Reich/Music For 18 Musicians"

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足し算、引き算、f(x)変換


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-24 / blog

前回ブログの続きである。
僕はなんらかの制約を付けたい思い、メンバーに提案した。
今は特に、かつこのバンドのそもそもの始まりからしてライブはそうそう現実的でないので、考えた挙句、以下のようなものである。
・プリプロでは人間が弾ける以上の音は入れない
・ポスプロで音を足すのはいくらでも良い

2人の回答はNOであった。
引き算したら良いと言う。
つまり、最初に少ない音から足し算していくのではなく、音がたくさん鳴っていたら、完成に近づくにつれて音を減らしていくのが良いと。
どうも僕の問題意識が理解されていないようだ。
DAWを使ってるから音を入れるのは簡単だが、こちとら人間だから生理的にたくさんの音に更に何かを加える気が起きない、
ギターの音が明らかに冗長になる演奏はムダに感じる。どうしたら伝わるだろ?

なので、もう一回このブログを書いてみる。

一番はギターが弾きにくい。
マイナーセブン系の単純な曲(これは今作っている曲の一つwill特有)に対して全ての要素がキーボードで鳴っているから、
ギターに置き換えて引き算したとしても答えは変わらない。
足し算と引き算を繰り返してもほぼ変わらない。
a+b=mに対してcを足してbを引いてもa+b+c-b=m’にしかならない。
bをcに置き換えただけだ。

僕がしたいのは変換f(x)である。
僕はa+f(x)=pとしたい。
f(a+b)=f(m)だと曲自体が変わってしまう。
曲を変えたいのではなく、
キーボードをギターに置き換えるのでもなく、
曲を再定義するようなギターを弾きたいのである。
わかってもらえるかなぁ。
二人が僕のギターは曲を別次元に引き上げると言ってくれていた。
それは曲を再定義しているからだと思うのよ。
足し算、引き算でなく、曲のまだ発掘されてない要素xを見つけ出して変換して提示してるから、
少なくともそうしようとしてるから。
単にギターを被せればカッコ良くなるわけではないと思うよ。

二人の言ってることも分かって、
これまでの曲作りは、プリプロ、ベース、ギター、ボーカルと重ねていって、
音がパンパンになったところでホージが試行錯誤して音色、音域、コンプ、イコライジング、波形駆使しながら楽器を分離していく作業をしている。
この辺のノウハウは今後、ホージがブログに書く予定だ。
このプロセスはホージがタイヘンだけどうまくいっている。
足していった後に引き算してる。

今取り組んでいるシンプルなこの曲は、ど初っ端のプリプロ段階でパンパンになってるように感じる。
パンパンになってしまうのは、シンプルだから容量が不足しているのか、
シンプルだからつい音を足すことで良さを強調しようとするのか。

どんな曲でもなんでもござれ、NGのカラーにできると思っていたが、
案外そうでもないことが分かり、少し安心してもいる。
やっぱり曲によるんだね。
そりゃそうだ、
良い曲と良いアレンジと良い演奏と良いマスタリングがあって良い作品が生まれる。
良いイメージ、良いコンセプト、良い歌詞、良いアートワーク、良いリスナーも必要だ。
と妙に納得したりもする。

まっこういう曲もあるさ、
と諦めて別の曲に注力しようかな、と考えている。
考えどころにうまくハマらなかったカンジ。
目先を変えて別の曲、fractalで変換作業に精を出します。

つづく
#画像はイメージです
©️Planet Wave

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ここが考えどころ


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-21 / blog

ビートルズの後期はライブをやめてしまった。
King Crimsonはライブしてる、Brand Xもしてる。
JAZZミュージシャンはデフォルトでライブするのが当たり前。
ビートルズは例外中の例外だろう。
我々NewsGatheringもライブはしていない、
というかコロナ禍でオンライン活動をする前提で今の活動があるので、因果が逆である。
今はライブをやめているバンドは多いはずだ。

ミュージシャンにとってライブとはなんだろう。

まず発表の場である、
特にアマチュアにとっては以前はライブしか発表の場が無かった。
今はネット配信がある。
次に広報の場である、
今は同じくネットがあるから広く広報するならむしろネットの方が効果的だ。
ただし臨場感は無いので、ライブにしかない体験、興奮には勝てない。
プロが全国ツアーをするのはパッケージセールスするためのマーケティングと捉えているのではないだろうか。
もう一つ忘れてはならないのはミュージシャン側の成長のためである。
ライブでの反応、ステージで演奏するのとスタジオで練習してるのとでは全然違う。
ライブでやってみて初めて曲の個性を理解することも珍しくないのではないだろうか。
また、たくさん人前で演奏すると上手くなる、甘えられないから。

最後に、ライブについて最近思っていること、
オンラインでDAWで曲を作り、録音し、ミックスしているとついついやりすぎてしまう。
音が足算されて隙間がなくなってくるのだ。
これがライブ前提だとやりすぎる余地がない、自然な音楽になる、その良さがある。

できるからといってやりすぎてはいけない、
気がつくと人間らしさみたいなものの入る余地が無くなっている。
ライブバンドだったら生で演奏できるかが一つの制約になって思いとどまるのだろう。

ビートルズ、比べちゃいけないが、
ビートルズがついには解散に至った原因もライブをしなくなったからではないのかな。
音作りに夢中になっていつのまにか人間のマージンが入る余地が無くなってくるんじゃないのかな。
でも解散したあとそれぞれのソロアルバムを聴くと何かが足りないから、やっぱりリアルタイムで共同作業をする仲間と人と人が作る間が必要なんだろう。

制約があるからこそアイデアが生まれ、工夫が生まれることはよくある。
それに歌だってギリギリの音域を攻めるからリアリティー、説得力が出るのだ。

我々はあえてなんらかの制約をつけるべきか、
例えばライブで演奏できないミックスはしないとか。
いや、ライブを前提としないバンドがあってもいいはずだ。
この3人が録音するから一人ではできない音世界が構築できるのは事実である。
確かに良さはある。
だったらどうすれば良いのか、悩ましい、考えどころである。

つづく
©️Planet Wave

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ぼくらの音楽遍歴”Brand X"


Writer : kunio


Type/ : 2020-10-18 / blog

NewsGatheringの曲を聴いた人から、今までどんな音楽を聴いてきたのかと尋ねられることがあるが、色々ありすぎて返答に困ってしまう、以前は現代のようにネットで簡単に沢山の音楽が聴ける時代ではなかったが、とにかく広く浅く聞きまくった。FBで私の好きなレコード10枚を紹介せよと言われたこともあるが、とても10枚に絞り切れずあきらめた。このブログなら気楽に好きなだけ紹介できるので、時々紹介してみたいと思う。
一枚目はやはり”Brand X"を選んだ、NewsGatheringの前身でPlanet WaveとIsisというバンドをやっていたころから、大いに影響を受けた。Bassはフレットレスの名手Percy Jones、ドラムのPhil Collinsと組み合わさったリズムは、どういう構造になっているのか未だに解からないが、とにかく気持ちよかった。
”Brand X”の"1976年発表の1stアルバム”Unorthodox Behavior”

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“楽譜”


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-16 / blog

楽譜は誰が発明したのか、寡聞にして知らない。
いつ頃から今のような記譜法ができたのか。

現在、NewsGatheringとして久しぶりにマジメに音楽活動しているのだが、
これまでと大きく違うのは楽譜の存在だ、
早い段階でホージが楽譜にしてくれる。
MuseScoreという楽譜アプリケーションがあって、これで作ってくれる。

楽譜なくて、これまでよく音楽やってたな、と思う。

つい数ヶ月前までは、定量的にはコード譜とメロディー、あるいはリフくらいがあって、あとは感覚で作りましょう、という具合だった。
大体の場合、これがロックバンドの典型的なスタイルだと思う。
そこでどれだけクリエイティブなサウンドを作れるか、とか、2、3曲作ったらネタ切れだよね。

残念ながら、ロック音楽は楽理が未発達なままビジネス先行で発展してきてしまった。
いわゆるクラシックは、楽譜の本家本元であり、現在の楽理のほとんど全てを担っている。
ジャズはよく健闘し、バークリーに代表されるように楽理が構築されている。
ロックに対するジャズの音楽的優位性は定量的に音を定着し、分析、発展できるようにしたことによる。
後進が追いつき追い越すことで確実に発展していくのだ。

実はコード進行だけだと音楽の50%しか表現できていない。
ビートルズがあれだけ音楽的にレベルを上げることができたのは、プロデューサーのジョージ マーティンによるところが大きい。
マーティンは元々EMIの屈指のクラシックレコードのプロデューサーで、EMIはじめオーディションに落ちまくったビートルズが、たまたまブライアン エプスタインの街のレコード小売店の細いツテでたどり着いた超大物だった。
当然ながら彼はビートルズの曲を全て音符で理解し、楽理的に解釈していただろう。
だから適切なアレンジ、プロデュースができた。

楽譜は理性における言語に相当するか。
言語が無くても理性が存在するのでは、と「なんなら犬と音楽の話」で書いた。
楽譜が無くても音楽が成立するか、と問われればYES、成立する。
音楽においては音が全てであり100%だからだ。
では、定量化は?
犬がどういう思考法を用いているのか分からないが、犬は凄まじい記憶力と論理と推論ができることは研究によって分かっている。

話は逸れるが、
1,000個のぬいぐるみを用意して全てに名前を付けて覚えさせると、犬は正確に記憶する。
そこで1,000個のぬいぐるみに一つ犬の知らないぬいぐるみを紛れ込ませて、初めての新しい名前を言って、取ってきて、と言うと犬は最初戸惑うが、考えて、自分の知らない名前だから、自分の知らないこのぬいぐるみだろうと推測して持ってくるのだ。

とすれば楽譜が無くても音楽を思考することができそうだ、たぶんJimi Hendrixはそうだったろう(彼は下積みが長かったからレパートリーの必要から楽譜が読めたかもしれないが)、あれだけの革新的な演奏ができたのは犬並みの言語によらない思考ができたはずだ。

では、DAWではどうだろう、DAWは楽譜の代わりになるか?
Logicはオーディオデータを音階に変換して表示するエディターがあるが、和音を分解してはくれない。
波形で表示してくれるエディターで波形を見てこれは美しい波形だ、とか不協和な波形だとか言う人が出てくるかもしれない。
そうすれば、楽譜にとって変わり、イマジナリーにかつ定量的に音楽を創造する時代が来るかも、それこそシンギュラリティだ。IRCAMとトータルセリエリズムを避けて通れない、大変だー。

...
ダーウィン的な進化を遂げるには数千年、数十万年かかるが、言語を用いた論理は学習することによって数年で追いつき、追い越すことができる。

これまでよく楽譜無しで音楽を作っていたものだと思う。
ホージありがとう。

つづく
©️Planet Wave
#画像はジョン ケージの「フリーマンエチュード」から

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シンクロエナジャイザー


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-12 / blog

さて、4日ぶりのブログ更新である。
前回までは3日おきに更新していたのが、文章を考えるのがプレッシャーとなり、
ちょっと間隔を開けようかなと思いながらそれでも4日ってどんだけ熱心なのか。

また、へんな心理ネタかもしれないが、
タイトルにもあるシンクロエナジャイザーをご存知だろうか。
画像にあるようなメガネとヘッドフォンをつけてゆったりとした椅子に座ると、
メガネが強烈な光で万華鏡のようなイメージを再生し始め、
ヘッドフォンから怪しげな効果音が流れてくるというヤツである。
詳しくはググっていただきたい。
ランダム刺激で心理をいわゆるトランス状態にするっていう謳い文句だった。
30年くらい前に何かで情報を見かけて、
サイケデリック大好きな僕はすぐさま出かけて行った。
まぁ大方の予想通り大した効果もなく、ただ、目がチカチカしただけだった。
二度と行かなかったから、もうこの世に存在すらしていないだろう。
iTunesのビジュアライザーみたいなもので、
もしヘッドマウントディスプレイを持っていれば、
iTunesにこの機能が今でも備わっていればだが、家でいつでも体験できる。
タイトルにまでしておいて残念な結果で申し訳ない。

同じように瞑想状態を作り出す目的で、ちゃんとしたものが実は存在する、
アイソレーションタンクである。
フローティングタンクとも呼ばれていて、
これは「アルタード ステーツ」という映画にもなったのでご存知ない方は調べてみてください。
元々脳の作用を研究してたレッキとした科学者ジョン リリーが開発した。
徹底的に感覚遮断すると、心が肉体を離れてアラヤシキの領域にまで到達できるらしい。

人間は神秘体験や超常体験が大好きである。
人間とは何か、ココロとは、宇宙の真理を知りたい、と願い続ける。
アートの世界でオートマティズムという手法がある。
ダリは紙の真ん中にインクを落として二つ折りにして広げた、
いわゆるロールシャッハ図をなぞるプロセスでシュールな絵を描いた。
音楽ではヘッドフォンでホワイトノイズを聞いてるうちにイメージが湧いて、
メロディが流れてくる、という手法を考えた、これは僕が。
オートマティズムは無意識を表出させる手法である。
無意識は偶然ではない、
イメージの繰り返しの中で変化する部分と変化しない部分が現れ、
規則性とも取れるような、でも複雑でカオスな何かが生じ、
そこに面白みや意味を感じる。

このブログは僕の興味だけで書いています、
書いてるうちにオートマティズムによってどんどん自分の世界に沈み込んでいくのです。
4日周期の更新はいつまでつづくのか。
あなたはだんだん眠くなーる。

つづく
©️Planet Wave
#画像は松任谷由実のアルバムジャケットから

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なんなら犬と音楽の話し


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-08 / blog

以前、このブログでエンドルフィンの話をした。
いろんな脳内化学物質があるらしいのだが、
有名なのはアドレナリン、ドーパミンあたりか、あとセロトニンてのもある。
それらの中でも一番素敵なのはオキシトシンだ。
愛情ホルモンとも言われる。
好きな人の目を見ると分泌されるとのこと。
オキシトシンの作用によって相手に愛情を感じる。
恋人どうし、夫婦間などで分泌される。
これが人間以外で唯一確認されてるのが人間-犬間である。
飼い犬との間でお互いにオキシトシンが分泌されるらしい。

ここで我が家の犬自慢を、
「もも」という名で、「もーちゃん」と呼んでいる
ミニチュア シュナウザー女の子七歳。
犬は元々三歳児くらいの知能があるとされるが、
一説にはミニチュア シュナウザーは六歳児並みとも言われる。
コミニュケーションは完全にとれる、たぶん日本語を理解する。
いろんなシチュエーションで反射的に反応してるんだろうと言われそうだが、
散歩がすごい、
だいたいいつものコースがあるのだが、2度続けて同じコースは選ばない、
分岐点を交互に選択し、少なくとも4つの場合の数を順番に選ぶ。
人間の方が覚えてられないので、8つの場合の数かも知れないし、それ以上かもしれない。
帰りたくなると手で僕の足をトントンとする。
1時間も散歩して「もういいんじない、帰ろうよー」って言うと、
まだの時は聞こえないフリして歩き出し、
まあ帰ってやるかの時には僕の足をトントンとやる。
まだまだ自慢はあるが犬を飼ったことのある人は分かってもらえるだろう。

ここで、人間の理性とか意識について考えさせられる。
理性、意識は言葉によって形作られるというのが定説だ。
感情で思考するのと言葉によって思考する2つの方法があるとされる。
動物や言葉がまだ無かった類人猿は、
天敵が目の前に現れると怒りの感情で攻撃し、恐怖の感情で逃げた。
いわゆる闘争と逃走反応である。
種の保存のための本能で、これも思考だとされる。
一方言葉を持った人間は感情よりも言葉で論理を操り、思考し結論を得る。
これが理性だとされる。
意識も同様にいわゆる「我思う、故に我あり」である。

犬は言葉を持たない、
だけど明らかに思考しているし、意識を持っている。
これは明らかだ。

音楽とは心理学の別形態である。
その成り立ちの最初期から人間の感情を揺さぶり、
感情に左右され、感情を考え、今に至る。
音楽は音の組み合わせと時間軸変化によって
感情や意識やストーリーを表現できることは明らかではないですか?
絵にも描けない美しさこそ絵に描くべきなのである。

つづく
©️Planet Wave

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Hope of End


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-05 / blog

お気づきの方がいらしたら素晴らしいが、我々NewsGatheringは、
シンギュラリティー(特異点)、阿頼耶識(アラヤシキ:集合的無意識)、
ambivalent(両価性)を楽曲のテーマに据えている。

Hope of Endとは終末期における希望。
アーサー C クラークの「地球幼年期の終わり」の如く、
特異点に直面し、特異点の崖っぷちにいて、なお希望を信じることのできる何かだ。
その特異点はAIかもしれないし、コロナ禍かもしれない、
はたまた資本主義の終わりかもしれない。
宇宙人の来訪だったりして。

アラウンド1970、50年前、ベトナム戦争の真っ最中、
音楽で社会変革はできなかった。
ヒッピームーブメント、ラブ&ピース、フラワームーブメント、
内部からの変革はシンギュラリティになり損ねた。
もしかすると今回もノストラダムスの大予言の如く空振りかもしれないが。

表で事象が発生すると、
それとは別にその裏でも人知れず無意識的事象が必ず起きる。
お金を基準にすると地球破壊、戦争、人権侵害などに必ず帰結する。
仮に、AIによるベーシックインカムやコロナ禍による経済活動の停滞、
環境資本による価値の転換があると、これまでの基準そのものに意味が無くなるはずだ。
今はまだその転換点のこっち側にいるのだが、
これまでの歴史ではイデオロギーの転換と発展のために戦争をしてきたけど、
この特異点においては戦争なんて意味ないような気がしませんか?
高校時代に夢想した環境主義が実現するか。

さて、これまたお気づきの方がいたら素晴らしいが、
我々には4人目のNG、阿頼耶識の具現化ともいえる歌手がいる。
chorus feature:沢口れい
である。
次の機会にご紹介する。

つづく
©️Planet Wave

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月例報告(LinkCore、Apple Music for Artists、google analytics分析)


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-02 / blog

今回は少しお硬いタイトルである。
皆様のおかげで各配信ストアへのアクセス数や
NewsGatheringのofficial siteへのアクセス状況が分かってきた。
我々はディストリビューターとしてTuneCoreというサービスを使わせてもらっている。
ここは月末締めで、その結果が翌月末に確定する仕組みだ。
例えば我々が今回最初に楽曲を配信したのが8月であり、
その売り上げを含む収支が確定するのが9月末ということである。
なので今日10月2日に第一回月例報告をさせていただく。
最初に言っときますが、配信にあたっては当然ながら経費がかかっており、
利益は今のところ出ていません。(>_<)
たくさんの方にアクセス頂き、まことに感謝いたします。
メンバー3人が現在居住し、仕事し、活動している東京、神奈川がやはりアクセス数が断トツに多い。
次に3人の出身大学のある第二の故郷と言って良い金沢(石川県)、
そして出身地である福井、富山。
順当な数字にとても嬉しい、同級生のみんな、ありがとー。
しかし一方、日本全国からアクセスがあることにビックリしており、
コロナ禍、この活動を始めたのだが、オンラインのメリットを再確認する結果となった。
重ねがさねお礼を言います、ありがとー。
しかし、問題が無いわけではない。
8月の一曲目から今現在まで三曲を配信してきたが、正直言って右肩下がりである。
最初は物珍しさもあってご祝儀アクセスがあったと思うが、
最近は「また来たか」、
もしくは「今聞かなくても逃げるわけじゃないからまた後で」という感じだと思う。
そこは「是非次も聴きたい」、
「待ってました遅いぞテメー」という人が少ないということであり、
我々の不徳の致すところであります、これから頑張ります。
これを書き始める前は、数値を統計的に分析をしようと思っていたが、
所詮、上に述べたこと以上のことは無いと思うのでやめます。

面白いのは、アメリカ、ドイツ、ベトナムからもアクセスがあった。
”今のところ”世界的な活動はしていないので、
知り合い、もしくは知り合いの知り合いだと思うが、
やはりネットは軽々と国境を越えるのである。
実はNewsGatheringはこの活動を始めるにあたって
楽曲面はじめ色々な準備を5月頃からしていたのだが、
その一つ仮想リスナーというのを想定していて、
それはブラジルのサンチェスくんに届ける、というものであった。
サンチェスくんは我々の熱心なファンで、official siteから
「NewsGatheringの皆さん、大ファンです。
 新しい曲を楽しみにしています、これからも頑張ってください」
とポルトガル語で送ってくる、
我々は何と書いてあるかさっぱり分からない、というものである。

どうしたらブラジルのサンチェスくんにNewsGatheringの曲を
届けることができるでしょう?
良いアイデアがあったら教えてほしい。
こちらからご意見お待ちしています。

つづく
©️Planet Wave

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お笑い「怖いこと」


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-29 / blog

上はネットで拾った画像である。
宇宙飛行士の遊泳である。
ずいぶん離れたところにポツンと浮かんでいる。

最近は宇宙服に小さな推進装置が付いていて宇宙空間を自在に移動できるようだが、
怖いよね。
宇宙船に戻れなかったらどうする?
この写真は二重の意味で怖くて、宇宙船から遠く離れたところにいる怖さと、
足元に何もなくて地球のはるか上空にいる怖さ。
地球に落下したらどうする?

どうするって言ったってどうしようもない怖さ。

BASEジャンプをご存知だろうか。
ビルや崖の上から特製パラシュートをつけて飛び降りるスポーツである。
所沢航空公園の大型スクリーンでこのドキュメントを見たときはたまげた。
怖い、けどなんか快感を感じる。
映画の中でジャンパーも言っていたがこの「恐怖の快感」が病みつきになるらしい、
見てる方も全く同じ感覚を共有する。
解説が言う、これはエンドルフィンの作用らしい、
あまりの恐怖だと、
死ぬときに分泌されるエンドルフィンが分泌されて死の恐怖を快感に変える。
エンドルフィンは立花隆の本で読んだことがある。
死後の世界と関係のあるヤツだ。

音楽体験は、演奏者とリスナーが化学物質を介して共有できる物だろうか?
そんなことは無いよね、よっぽど入れ込んで聞けばそうだろうけど、
なんなら演奏者の方がそこまで入れ込んでいない可能性すらある。

真に怖い思いをするとトラウマになる、
というのが定説である。
が、その一方で快感は恐怖と隣り合わせなのだろう。
「BS世界のドキュメンタリー」で見たのだが、
高所恐怖症の人がロープで宙吊りになって空中移動する遊具、
これに今から乗らなければならない、
僕ならさしづめジェットコースター、何を隠そう高所恐怖症です。
心理学者が言う「今あなたはドキドキして足が震え、少し汗をかいているはずです」、
「その体の反応は何かと似ています、
 そうあなたは今ワクワクしている、さぁ言ってみて」、
「私は今ワクワクしている」「私はワクワクしている」
そして宙吊りになって滑り始め、勢いよくゴールに着く。
「たのしー」となる。

この音楽を聞いてあなたは夢見心地になる、ゴコチになる...
恐怖を与えるにはどうしたらいいんだろ...

つづく
©️Planet Wave
#写真はNASAが公開しているものです

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フラクタル... イメージで認識し、抽象化して理解し、定量的にアウトプットする


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-26 / blog

あなたが音楽を聴いた時に、もしその音楽を気に入れば、
そこで表現されている世界観に気がつき、
受け入れて、
無意識のうちにメロディ、和声、リズムの分析に取りかかる。
そして、カッコいい、となる。

日本人の場合、コミュニケーションは感情の共有、認識の再確認が目的だったりする。
本来はコミュニケーションは情報の交換が目的のはず。
曲のあの部分ね、タカタータッタッタとか言われても僕はよく分からない。
隣の友人は分かっているらしいから、僕には何かの能力が欠けているんだろうと思っていた。
最近考えた僕が擬音で言われても分からない理由、
擬音は既に意味としてお互いに認識している事象の指示代名詞、
it/thatの役割を果たしているんじゃないかと。
つまりタカタータッタッタで分かるんじゃなくて、
「あの部分ね」で既に暗黙の了承事項として認識しているんじゃないかと。
いわば二重指示代名詞だ。

Facebookなんかやってると、たまに間違い探し的なオススメ記事があって、
例えばたくさんの「を」の中から違う文字が分かりますか、的なやつ、
数百文字の中に一文字だけ「と」が紛れてたりする。
僕はこれは得意、数秒で分かる。違う文字だけハイライトされて見える。

「一般化」は万人に分かるように簡単化することではない。
例えば一般相対性理論は特殊相対性理論より難解だ。
ここでの「一般化」は特殊な場合だけ成立するような理論ではなく
普遍的に成り立つように理論化することを意味する。
一般化するとその法則はいろんな事象に応用可能になる。
オブジェクト指向の抽象クラスも同じ。
一般化も人によって得意、不得意な人がいて、得意な人は瞬時に物の本質を捉えることができる。
音楽を創造する上では必要不可欠な能力だ。
たぶん訓練でなんとかなる能力だと思う。
これが無いと、曲を作ってもどこかで聞いたことあるような曲ばかりができあがることになる。

大学時代、物理的に物を考えるよう叩き込まれた。
真理への近道だが、現実世界ではケースバイケースにしないと
特に人間に対しては上手くいかないことが多いです、
僕の妻に対してのように。

音楽、絵画、食べ物、
いろんな例で示すと面白いと思うが、
冗長かもとも思う、
抽象化までで留めておく。

つづく

#「フラクタル」は今取り掛かっている新曲のタイトルです
©️Planet Wave

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音楽の大衆化


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-23 / blog

これからの音楽のあり方について、コロナ以前に考えていたこと。
DAWとかアプリで皆が音楽を作るようになり、
将来、既成の音楽を購入することは少なくなるであろう。
プロのうち、ごく一部の前衛的音楽家以外は生き残れなくなる。
人々はTPOに合わせて音楽を自分で作るようになる。
生け花のように。
そこで必要なのは音楽とその作り方を教えてくれる人、
ゴルフのレッスンプロや生け花の師匠のような。

ところが、コロナ禍となり、ちょっと現実の進みが早くなってしまった。
ライブができなくなり、音楽はもっぱらスマホやPCで聞くものとなった。
作家のほうも以前からPCで作る人は一定数いたが
ほぼ全ての人がスタジオでなく自宅でPCに向かうようになった、プロもアマも。
レッスンプロは必要なく、YouTubeで学ぶことができる。
CDからオンライン、そしてストリーミングへと移った。
プロもアマもディストリビューターを介してプロセスとしては平等に配信できる。
差別化が難しくなる、
PCやDAWの性能が上がっているので音質、音色も平等と言っていい。
もちろん技術や耳の違いはあります。
音楽的革新やメッセージ性よりも
身近な(四畳半的?ワンルーム的?な)音楽が共感を呼ぶ。

さて、NewsGatheringもそんな中で活動を開始した。
ベースとキーボードのオリジナルメンバーに僕、
つまりギターが加わったトリオである。
メンバー中二人がMacユーザーだったこともありDAWはLogicを使っている。
優れものである。
DAWを使ったミックスやマスタリングはキーボードのホージがやってくれている。
プロトタイプを聞いて細かな注文をつけるのがベースのクニオである。
演奏とミックスのイタレーションを何十回も繰り返している。
音楽性自体は元々ユニークだったのでオリジナリティーには苦労していない。
これを世界中の有名オンラインストアで配信するんだけど、
上に述べたように
世界中のたくさんの人がたくさんの音楽をオンラインで発表するから、
一般リスナーに我々の音楽を聴いてもらうことがタイヘンである。
友人、知り合い、同級生、縁故、同僚、あらゆる人に広報する。
でも聴いてくれる人は少ない。
プロモーションの仕方を考えなくてはならない、
そんなとこはしたことないから試行錯誤である。
著作権の問題もある、このあたりの話はまた今度。

やってみて気がついたことは、
やっぱり音楽は人である。
床の間の生花のような音楽でも、この人の生けた花を見たいと思う。
我々が歌っているようにシンギュラリティが訪れたとして、
その時はAIによって生け方の違うお花が観れるだろうか?
きっといろんなパラメータによって生け方が変わってくるんだろうな、
でもそこにエゴは、エスはあるんだろうか?

つづく
©️Planet Wave

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ビートルズとモンタージュ


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-20 / blog

映画が好きな人は多いだろう、僕もそう、
手軽に気分を変えたり刺激を受けたりできる素晴らしい芸術だ。
学生時代、友人が8ミリフィルムのカメラを持っていて、何本か自前で短編を作ったこともある。
その話はまた今度。
僕はつい好きなものを勉強してしまうという悪いクセがあって、
映画についても高校時代に本で勉強しました。
映画を映画たらしめている画期的な技法が
エイゼンシュテインによって発明されたモンタージュ技法である。
エイゼンシュテインはカットごとにカメラの目線を変えて撮影して編集時に切り貼りすることで
ストーリーとは別に、新たな意味を付加し、監督の意図を表現可能とする純粋映画的手法を思いついた。
これを空間のモンタージュ、目線のモンタージュとすると、その後、
市民ケーンなどでの時間軸のモンタージュ、
羅生門などでの記憶のモンタージュ、
トータルリコール、インセプションなどでの意識のモンタージュなどの発明が相次いだ。

話は変わって、
アメリカ黒人のロックンロールは8分音符のオモテで押し切る、
ギターでいうと全編ダウンストロークである。
ブルースは少し工夫があって一小節ごとに歌とギターがcall and responseすることで
表現にバリエーションを与えた。
歌によるメインストーリーと
それを受ける形での無意識の表象であるギターによるサイドストーリーである。

ロックンロールは60年代、アメリカから海を渡って、イギリスに流入すると、
8分音符のウラを上手に使うことでロックとなり叙情性を持った、
言わずと知れたビートルズとジョージ マーティンの発明のことである。
一つのコード進行、メロディの中で複数のストーリーを語ることに成功した。
このことで意味が深くなるのだ。
ビートルズの音楽は聴き込んで、イメージを膨らませることができた。
それまでのポピュラーソングには無かったことである。

古典的なクラシックは主旋律と対旋律があってメインストーリーとサイドストーリーがあった。
コードという概念は無かった。
現代のリズム、メロディ、ハーモニーはコードとバンドスタイルの発明で分業制になって、
複数のストーリーを並行させることで深い意味を持たせることができるようになった。
更にリズムのウラによってストーリー自体も複雑になった...

この論旨で音楽の歴史を紐解いていくと長くなりそうです。

つづく
©️Planet Wave
(写真はイメージです)

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ギターと文字と線のシンクロニシティ


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-17 / blog

僕は字がヘタである、目が悪く、老眼になってから更にヘタになったように思う。
はづきルーペもどき、安いルーペメガネをかけてシャープペンシルで字を書くと、
少し味があるように感じて、これはこれでいいか、と思う。
が、会議の議事録を書くと仕事関係に「石本さん、達筆すぎて読むの大変」
って言われ、やっぱりヘタか、と思う。

僕はノートにまっすぐな線を引こうと思うと、
半分くらいまでほぼまっすぐ引けるのに、途中からフニャフニャっとなる。
必ず途中まではちゃんと引けるのに、邪念が途中で浮かぶのである。
今日は最後までまっすぐ引けるかも、である。
そう思った瞬間、線は上に跳ね上がり、
自然を装って元に戻そうとして失敗しフニャフニャっとなる。
金沢由来の人で鈴木大拙という人がいて、禅の学者、
書でマルを書く、描く?書く?
味のある円を書くのである。
たぶんココロを現すとでも言いたいんだと思う。
ココロの正しい人は綺麗なマルを書ける、
たぶん線なんて簡単にまっすぐ書けるはずだ。

ギターを抑揚もなくキッチリ弾く人がいる。
いつの頃からかイフェクターを使って、
リミッターだかコンプレッサーだかで一定の音を出して綺麗に弾く人がほとんどになった。
自分は線も上手に弾けないのに、引けないのに?弾けないのに?
ココロの問題かもしれません、反省します。

つづく
©️Planet Wave

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ギターのリズムをめぐる神学論争


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-14 / blog

DAWの波形を見るとジャストのクリックの手前で立ちあがって上昇カーブの途中でクリックがくる、
何がジャストか、ましてや前ノリ、後ノリって何の意味があるのってなる。
クリックの手前でストロークを開始してるってことはギタリストは瞬間的にはフィードフォワード制御してる、
そしてクリックの音を聞いてフィードバック制御をするらしい。

学生時代、大学の軽音楽部に入ってた。
それは良い思い出ばかりでそのことはまた別に書きたいけれど、
最近また思い出すことがあったので、今回はリズムに関する音学論争について。
軽音楽部、YFAという名前の部だった、自分が入学した何年か前に創部されたらしい、
だから70年代半ばくらいの創部かなぁ、
よくあるロック研究会とか軽音楽部とかっていう名前ではなかったのが金沢大学らしかった。
マジメに音楽、青春してました。
楽しみは定期コンサートそのものとかそのあとの飲み会とかなんだけど、
3次会、4次会くらいになると人数も減って、夜もふけ、
街のミュージシャンが経営してたり、働いたりしてる店に行って酔っ払いの議論が始まることになる。
金沢はめんたんぴんとかTバードとか古くは浅川マキ、久保田真琴なんかが出たロックな街だったんで
そういうシチュエーションは違和感なくあった。
そこでは当時結構な頻度でリズム談義がなされてた。
結構なといってもディープナイト7、8回に1回くらいだけど。
いわく、バンドのリズムはどこに持っていったらいい?
どこに合わせるべき?
ジャストじゃ無いんだよだの、
前ノリ、後ノリだの、
メトロノームを聞いてたんでは遅れるから目で追ってジャストを狙うんだの。
80年前後の金沢はそんな感じだった。
僕がMIDIシーケンサー、ローランドのMC-500を買ったのは80年代の半ば、クリックが当たり前になった、
今のDAWには程遠いけど初歩的なクォンタイズができるようになった、
それからMac ClassicIIを買ってVisionを使い始めた、
更にMacは進化しOS XになりGarageBand、Logicを使って今に至る。
振り返るとこの40年の間に音楽の神話は現実となり、理想は波形で表現されるようになった。
良い時代になったもんだ。

つづく
©️Planet Wave