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ギターと文字と線のシンクロニシティ


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-17 / blog

僕は字がヘタである、目が悪く、老眼になってから更にヘタになったように思う。
はづきルーペもどき、安いルーペメガネをかけてシャープペンシルで字を書くと、
少し味があるように感じて、これはこれでいいか、と思う。
が、会議の議事録を書くと仕事関係に「石本さん、達筆すぎて読むの大変」
って言われ、やっぱりヘタか、と思う。

僕はノートにまっすぐな線を引こうと思うと、
半分くらいまでほぼまっすぐ引けるのに、途中からフニャフニャっとなる。
必ず途中まではちゃんと引けるのに、邪念が途中で浮かぶのである。
今日は最後までまっすぐ引けるかも、である。
そう思った瞬間、線は上に跳ね上がり、
自然を装って元に戻そうとして失敗しフニャフニャっとなる。
金沢由来の人で鈴木大拙という人がいて、禅の学者、
書でマルを書く、描く?書く?
味のある円を書くのである。
たぶんココロを現すとでも言いたいんだと思う。
ココロの正しい人は綺麗なマルを書ける、
たぶん線なんて簡単にまっすぐ書けるはずだ。

ギターを抑揚もなくキッチリ弾く人がいる。
いつの頃からかイフェクターを使って、
リミッターだかコンプレッサーだかで一定の音を出して綺麗に弾く人がほとんどになった。
自分は線も上手に弾けないのに、引けないのに?弾けないのに?
ココロの問題かもしれません、反省します。

つづく
©️Planet Wave