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歴史 -宇宙を想うのと同じ感慨が-


Writer : matsushi


Type/ : 2021-01-23 / blog

もうオジサンなので、あんまり悩みはありません。若い頃は大小悩みがあったような気がします。大きいところでは死に対する恐怖、小さいところでは...いっぱいあったはずです。

lost in translationでスカーレットヨハンソンがビルマーレイに歳をとったら悩みはなくなった?と聞きビルマーレイはそんな事はない、みたいな会話をする。
僕は50歳くらいから犬を飼っているが、それが影響しているかもれしない。犬はコミュニケーションの天才だから。

宇宙を考えることは俯瞰的な視点を与えてくれる。ちっぽけな自分を客観的に位置づけてくれる。百何十億年の悠久を考える時...的な...

こうなってくると思考停止もいいところで、人生百年は百何十億年のたかが一億分の一である。
人生を1μmとすると宇宙の年齢は100mである。どちらも数えられる範囲で、1μmはコロナウィルスより大きく100mは人類なら8秒台で到達する。コロナウィルスは100m先のゴールを悠久と感じるだろうか。

仏陀のニルバーナも本能寺の変もついこの前のことである。

つまり人類の歴史や宇宙に比べても一人の人間の存在は引けをとらない存在感を持つものであると思うが。


実はレトリックがあって、宇宙の年齢が百何十億年というのは光の物差しで測ってのことである。人類は、いやこの閉じた宇宙のあらゆる物質は光の速度(秒速30万キロ)を超えられないので、やはり宇宙の大きさは悠久なのかもしれない。

この宇宙に比べれば我々人間の一生なんてちっぽけな...

つづく
©️Planet Wave