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なんなら犬と音楽の話し


Writer : matsushi


Type/ : 2020-10-08 / blog

以前、このブログでエンドルフィンの話をした。
いろんな脳内化学物質があるらしいのだが、
有名なのはアドレナリン、ドーパミンあたりか、あとセロトニンてのもある。
それらの中でも一番素敵なのはオキシトシンだ。
愛情ホルモンとも言われる。
好きな人の目を見ると分泌されるとのこと。
オキシトシンの作用によって相手に愛情を感じる。
恋人どうし、夫婦間などで分泌される。
これが人間以外で唯一確認されてるのが人間-犬間である。
飼い犬との間でお互いにオキシトシンが分泌されるらしい。

ここで我が家の犬自慢を、
「もも」という名で、「もーちゃん」と呼んでいる
ミニチュア シュナウザー女の子七歳。
犬は元々三歳児くらいの知能があるとされるが、
一説にはミニチュア シュナウザーは六歳児並みとも言われる。
コミニュケーションは完全にとれる、たぶん日本語を理解する。
いろんなシチュエーションで反射的に反応してるんだろうと言われそうだが、
散歩がすごい、
だいたいいつものコースがあるのだが、2度続けて同じコースは選ばない、
分岐点を交互に選択し、少なくとも4つの場合の数を順番に選ぶ。
人間の方が覚えてられないので、8つの場合の数かも知れないし、それ以上かもしれない。
帰りたくなると手で僕の足をトントンとする。
1時間も散歩して「もういいんじない、帰ろうよー」って言うと、
まだの時は聞こえないフリして歩き出し、
まあ帰ってやるかの時には僕の足をトントンとやる。
まだまだ自慢はあるが犬を飼ったことのある人は分かってもらえるだろう。

ここで、人間の理性とか意識について考えさせられる。
理性、意識は言葉によって形作られるというのが定説だ。
感情で思考するのと言葉によって思考する2つの方法があるとされる。
動物や言葉がまだ無かった類人猿は、
天敵が目の前に現れると怒りの感情で攻撃し、恐怖の感情で逃げた。
いわゆる闘争と逃走反応である。
種の保存のための本能で、これも思考だとされる。
一方言葉を持った人間は感情よりも言葉で論理を操り、思考し結論を得る。
これが理性だとされる。
意識も同様にいわゆる「我思う、故に我あり」である。

犬は言葉を持たない、
だけど明らかに思考しているし、意識を持っている。
これは明らかだ。

音楽とは心理学の別形態である。
その成り立ちの最初期から人間の感情を揺さぶり、
感情に左右され、感情を考え、今に至る。
音楽は音の組み合わせと時間軸変化によって
感情や意識やストーリーを表現できることは明らかではないですか?
絵にも描けない美しさこそ絵に描くべきなのである。

つづく
©️Planet Wave