blog

僕らの音楽遍歴5"Bob Dylan”


Writer : kunio


Type/ : 2020-12-10 / blog

今回はノーベル文学賞作家のBob Dylan先生である。
実は、私はBob Dylanに大いに影響を受けている。
兄がBob Dylanに傾倒していた時期があり、家では四六時中、ボブディラン のグレイテスト・ヒッツがかかっていた。
Bob Dylanは歌詞が良いんだと言われ、歌詞カードを見ながら、一生懸命聞いていたせいか、有名曲は結構口ずさめる、カラオケでは“Like a rolling stone”を歌って、周りの方々に迷惑をおかけしている。
そんな訳で、NewsGatheringの新曲“Fractal”の3コーラス目の歌詞に、ついつい“Blow‘in in the wind(風に吹かれて)”と入れてしまった。
大学時代に我々が所属していた部活はYFA(Young Folk Association別名:夜ふらふら歩く)というダッサーぃ名前であった。なんと現在も同じ名前で存在している。当時、顧問をされていたのが、『ボブ・ディラン語録』(訳編 ブロンズ社 1973)を出版されていた三井徹教授で、ホージとクニオは教養課程の時に三井徹教授の授業を受けていた。テキスト名は忘れたがアメリカのティーンエイジャーの話で、麻薬でキメていたら警察に捕まりそうになったような話だった。前後の授業はたぶん代返で済ませていたので、ほとんど覚えていない、先生ごめんなさい。
Bob Dylanの名作“Planet Waves”から頂いた、Planet Waveは1980年に我々が活動したバンド名であり、現在、NewsGatheringのCopyrightを管理している団体名でもある。
Bob Dylanの“Desire(欲望)”に収録されている“Isis”は1981年に我々が活動したバンド名である、物騒な武装集団が世界史に登場するのはそのずっとあとのこと。Isisについて掘り下げていくうちに1877年に刊行されたヘレナ・P・ブラヴァツキー『ヴェールを剥がれたイシス』(Isis Unveiled)、さらにルドルフ・シュタイナーへと興味が向った。現在私が建築の仕事をしているのは、ルドルフ・シュタイナー、ヤニス・クセナキスの影響が大きい。クセナキスは建築家ル・コルビジェに師事した、数学者、建築家、音楽家であるが、彼の話はまたいずれ。
Isis時代に演奏した曲のうち“Nymphs”がNewsGatheringの新アレンジで、すでに皆さんの耳に届いていると思う。
どの時代のBob Dylanが好きかと問われると1963年の“The Freewheelin'”から1976年の“Hard Rain(激しい雨)”までとなる。なかでも詩人のアレン・ギンズバーグらとともに繰り広げたローリング・サンダー・レビューのライブを収めた海賊版の1曲目に収録されていた”The Water Is Wide“がなぜだか分からないが心惹かれる。時代は変わって(The Times They Are a-Changin')、当時の海賊版が”Live 1975 - The Rolling Thunder Revue (Bootleg Series Vol. 5) [Disc 2]“としてお手軽に入手できるようになった。機会があればぜひお聞き頂きたい。