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NGの音作り No.2


Writer : hoji


Type/ : 2020-11-20 / blog

(写真は、iPad->Logicでmidi入力しているところ)


こんにちは、
NGの音作り2回目です。

ミックスの話を書こうと思ったんだが、いや、皆知りたいのはこっちかなと、
今回は、ギターとベース以外の楽器の打ち込みの話です。
どのように作っているのか?
ご存知のように、NewsGatheringは3人構成、Guitar、Bass、Keybord です。よって、ギターとベース以外は、打ち込みとなるんですが。。。おっと、ボーカルも生ですね。ボーカルは全員が可能なので、今後、コーラスも増えるかも。
待った! 前にイシモトのブログで登場した、「沢口れい」さんもいました。この方、綺麗な高音を持つ歌い手です。NewGathringの曲にコーラスで参加していただいています。
だから、3+1構成ですね。

で、打ち込みなんですが、僕は、3種類を使っています。
・MuseScoreで作成。
・Logic pro への midi入力。
・沢口れいさんの入力。

MuseScoreでの作成は、各楽器ごとになりまして、新曲だと、
(1) ピアノ
(2) ソロピアノ -> 後で差し替え。
(3) アコースティックベース -> 後で差し替え。
(4) デモギター -> 後で差し替え。
(5) キック
(6) リムショット
(7) スネア
(8) タム+シンバル類
(9) ハイハット
(10) バイオリン
(11) ビオラ
(12) トランペット
(13) フルート
(14) シンセ -> 後で差し替え。
(15) ボーカルライン -> 後で差し替え。
となってます。

後で差し替えるものは、あまりマジに設定しなくて良いんですが、差し替えできないトラックは、マジで音を作らなければなりません。

音作りしている方は皆やっていると思うけど、打ち込みで、音の強弱を1音ずつ設定しています。和音の場合もその一つずつを、できるものは、実際に弾いて強弱を確認します。
ドラムは、手足が足りるか?を考えて、あまり無理はできません。でも、結局二人ドラマーになることもあって、あちゃー!となることもしばしばです。実はかなり細かい作業なんですが、昔はドラマーになりたいなぁなんて思っていたこともあるので、憧れの職業。
ハイハットからタムに移る時なんかは、左手で入ったら右手が裏の強拍なることなども考慮したり、ハイハットは、右手が少し強く左手が少し弱い、だけども裏拍を強くしてノリを出す。とか、キックが16分音符で2つ目が拍頭に入るときは、最初は小さく次頭は強く。スネア叩いて、シンバルってこの瞬間に腕が届くんかな?なんて、ことも考えながら。
まーーー気が遠くなるくらいですが、小節のコピーはせずに、一つづつ細かく設定します。

Logic Pro には、ヒューマナイズのボタンがあるので、一見便利そうだけど、ボタン押した後も気にくわないこともあって、結局一つずつ設定してるから、今のところは上記の手法でやってます。
また、museScoreはリズムが完璧なので、そこを人間らしくするために、Logic Pro にwavを移してから、ドラムのリズムをクニオベースの方に合わせて補正したりしてます。ちなみに、クニオはリズム感がよいので安心です。

音源も大事、MuseScoreは、素晴らしい音源が数多くあるんですが、いまひとつの場合は、ネットから「sf2の音源ファイル」をダウンロードします。
ピアノは、スタンウェイなどいろいろあるんですが、NewsGatheringに合うのは、今のところ、YAMAHAのサラマンダーみたいです。もっと他のKAWAIとかローランドや憧れのNordなんかも試してみたいのですが。。。Logic Pro のピアノも良い音なんですが、ペダルがいまひとつ、MuseScoreの方が自然に感じますから、バックのピアノサウンドは、MuseScoreからのwavにしています。

(写真は、MuseScoreで、sf2外部音源を設定しているところ)


そんなこんなで、ストリングやホーンセクションも1音ずつ設定するわけです。曲の盛り上げを考慮して、1音ずつばらつきを加えながら、徐々に後半に向かいベロシティーをあげるなんてこともやります(Logic Pro のオートメーションは基本使わないです)。
で、上記すべての楽器を1トラックずつwavファイルにして、「Logic Pro X」移すわけです。
なので、楽曲の構成が変更になったり、曲の長さが変わったりしたら、えーーーーっ!てなって、
また、「MuseScore」に戻り作業するわけです。こうやって書くと大変そうですが、慣れるとそうでもなくて、かなり早くできます。

でも実際に時間がかかっているのは、振り返ると、音源種類の選択です。
例えば、ドラムも音源はいっぱいあるのですが、曲に合う音を探して選択することにすごく時間がかかります。MuseScoreで表現できない場合は、ネットを探す、それでもダメなら、Logic Pro に移した後で、Logic Pro の音源を探します。それでもダメなら、イシモト、クニオにHelpです。
楽曲「Hope Of End」のマレットで叩くシンバルの音には苦労しました。皆でネット上を探しまくったが、良いのがなかった。良いのがあっても版権で使えなかったりでした。
結局、イシモトの提案で、Logic Pro にたくさん入っているシンバルの音で最も近いものを加工して使用しました。
一人だと心が折れそうだったので、イシモト、クニオに感謝です。

ちょっと長くなったので、MuseScore以外のLogicのmidi入力と沢口れいさんの音作成の話は、また今度ね。
次回は、一息入れるのに、ミックスの話かも。

つづく