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お笑い「怖いこと」


Writer : matsushi


Type/ : 2020-09-29 / blog

上はネットで拾った画像である。
宇宙飛行士の遊泳である。
ずいぶん離れたところにポツンと浮かんでいる。

最近は宇宙服に小さな推進装置が付いていて宇宙空間を自在に移動できるようだが、
怖いよね。
宇宙船に戻れなかったらどうする?
この写真は二重の意味で怖くて、宇宙船から遠く離れたところにいる怖さと、
足元に何もなくて地球のはるか上空にいる怖さ。
地球に落下したらどうする?

どうするって言ったってどうしようもない怖さ。

BASEジャンプをご存知だろうか。
ビルや崖の上から特製パラシュートをつけて飛び降りるスポーツである。
所沢航空公園の大型スクリーンでこのドキュメントを見たときはたまげた。
怖い、けどなんか快感を感じる。
映画の中でジャンパーも言っていたがこの「恐怖の快感」が病みつきになるらしい、
見てる方も全く同じ感覚を共有する。
解説が言う、これはエンドルフィンの作用らしい、
あまりの恐怖だと、
死ぬときに分泌されるエンドルフィンが分泌されて死の恐怖を快感に変える。
エンドルフィンは立花隆の本で読んだことがある。
死後の世界と関係のあるヤツだ。

音楽体験は、演奏者とリスナーが化学物質を介して共有できる物だろうか?
そんなことは無いよね、よっぽど入れ込んで聞けばそうだろうけど、
なんなら演奏者の方がそこまで入れ込んでいない可能性すらある。

真に怖い思いをするとトラウマになる、
というのが定説である。
が、その一方で快感は恐怖と隣り合わせなのだろう。
「BS世界のドキュメンタリー」で見たのだが、
高所恐怖症の人がロープで宙吊りになって空中移動する遊具、
これに今から乗らなければならない、
僕ならさしづめジェットコースター、何を隠そう高所恐怖症です。
心理学者が言う「今あなたはドキドキして足が震え、少し汗をかいているはずです」、
「その体の反応は何かと似ています、
 そうあなたは今ワクワクしている、さぁ言ってみて」、
「私は今ワクワクしている」「私はワクワクしている」
そして宙吊りになって滑り始め、勢いよくゴールに着く。
「たのしー」となる。

この音楽を聞いてあなたは夢見心地になる、ゴコチになる...
恐怖を与えるにはどうしたらいいんだろ...

つづく
©️Planet Wave
#写真はNASAが公開しているものです