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僕らの音楽遍歴19”Genesis/The Lamb Lies Down On Broadway”


Writer : kunio


Type/ : 2023-02-07 / blog

言わずと知れた、ジェネシスの最高傑作”眩惑のブロードウェイ/The Lamb Lies Down On Broadway”である。Peter Gabriel在籍の最後の作品、Phil Collinsのドラムも冴えわたっている。
なぜこのアルバムを選んだかと言えば、ズバリ、NewsGatheringの新作History of Water Plants Aquariumのキャンペーンのためである。この新曲では秘密兵器のE-Bowを使ってベースを弾いている。E-Bowとは磁力で弦楽器を永遠に鳴らすことが出来るもので、発売当初に使われた代表作が1974年発表のこのアルバム収録の”Carpet Crawlers”という曲である。ギタリストのSteve Hackettが流麗なフレーズを弾いている。
その後、このE-Bowを使った曲やアーティストは、David Bowieの”Heros”を皮切りに、Pink FloydのDave Gilmore、U2のEdge、Radio head、Sigur Ros、Coldplayなどなど、現代音楽の巨匠John Cageもハープ音楽で使っている。
私が所有するE-Bowは第一世代のモデルらしく、ちょっとパワーが小さめであるが、そこはテクニックでカバーして、先輩たちに負けないように、心をこめて美しいメロディを演奏した。脇役ながら曲のカナメになっているので、ぜひ注目してお楽しみいただきたい。