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おせっかいなコーヒーブレイク
Writer : matsushi
Type/ : 2023-06-17 / blog
今回はコーヒーブレイク、音楽に対する日本人によくある誤解についてです。
・メジャートニックに7thがくる、古典音楽理論ではありえない。
いわゆる属7の和音、ドミナント7であるが、西洋古典音楽では決してトニックには来ない。
短七度の音が短音階とすれば主キーはマイナー7になるはずで、主キーがただの7thの場合、これは黒人音楽特有のブルーノートである。
山下洋輔氏の論文によれば、奴隷としてアメリカに連れて来られたアフリカ人の間で、長音階と短音階の区別がなく混じってブルーノート音階が生まれたのでは、という。
これがブルース、ジャズの成り立ちが全てここから始まったと言っても過言ではない。
・よく言われるマイナーペンタなんてものは無くて、あれはブルーノートペンタ。
日本人特有かどうか分からないが、youtuberの全てのギタリストがメジャーペンタ、マイナーペンタと言う。
音階の形から分からないでもないが、ペンタトニックはその名の通り全てがトニックになり得る五音階である。
実はいわゆるメジャーペンタはメジャーコードにしか適合しないが、いわゆるマイナーペンタはメジャーでもマイナーでも合う。
すなわちこれはブルーノートである、ブルーノートペンタというべき。
・4ビートは四分音符ではなく、スウィング、すなわち三連符のアタマ。
譜面で書くと四分音符に見えるが、デュレーションが違います。
体もヨコでノってるはず。
・メロディーに機能を持たせるのではなく、機能性は和声の役目。
「荒城の月」以来、日本人はメロディーの中にドラマを見ようとする。
これはある意味ユニークな特性ですが、機能和声の表現の方が豊かで論理的な奥行きがあります。
メロディーはハーモニーの中に回収されるべきでしょう。
ドミナントモーションを持たせたボーカルメロディーは西洋人には古臭く、あるいは子供向けに感じると思います。
・ジャズ、ファンク、ヒップホップの流れはリズム遊びの一般化の系譜、つまりラップは早口言葉ではない。
言わずもがなですが、雰囲気だけの早口言葉風ラップを見かけるので。
©️Planet Wave
・メジャートニックに7thがくる、古典音楽理論ではありえない。
いわゆる属7の和音、ドミナント7であるが、西洋古典音楽では決してトニックには来ない。
短七度の音が短音階とすれば主キーはマイナー7になるはずで、主キーがただの7thの場合、これは黒人音楽特有のブルーノートである。
山下洋輔氏の論文によれば、奴隷としてアメリカに連れて来られたアフリカ人の間で、長音階と短音階の区別がなく混じってブルーノート音階が生まれたのでは、という。
これがブルース、ジャズの成り立ちが全てここから始まったと言っても過言ではない。
・よく言われるマイナーペンタなんてものは無くて、あれはブルーノートペンタ。
日本人特有かどうか分からないが、youtuberの全てのギタリストがメジャーペンタ、マイナーペンタと言う。
音階の形から分からないでもないが、ペンタトニックはその名の通り全てがトニックになり得る五音階である。
実はいわゆるメジャーペンタはメジャーコードにしか適合しないが、いわゆるマイナーペンタはメジャーでもマイナーでも合う。
すなわちこれはブルーノートである、ブルーノートペンタというべき。
・4ビートは四分音符ではなく、スウィング、すなわち三連符のアタマ。
譜面で書くと四分音符に見えるが、デュレーションが違います。
体もヨコでノってるはず。
・メロディーに機能を持たせるのではなく、機能性は和声の役目。
「荒城の月」以来、日本人はメロディーの中にドラマを見ようとする。
これはある意味ユニークな特性ですが、機能和声の表現の方が豊かで論理的な奥行きがあります。
メロディーはハーモニーの中に回収されるべきでしょう。
ドミナントモーションを持たせたボーカルメロディーは西洋人には古臭く、あるいは子供向けに感じると思います。
・ジャズ、ファンク、ヒップホップの流れはリズム遊びの一般化の系譜、つまりラップは早口言葉ではない。
言わずもがなですが、雰囲気だけの早口言葉風ラップを見かけるので。
©️Planet Wave