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NGの音作りNo7 新曲「Timeless Village」


Writer : hoji


Type/ : 2021-01-20 / blog



こんにちは、
NGの音作り7回目です。

前回「Will」のマスタリングとミキシングについて、かなり詳しく書かせていただきました。
いつも、音作りは本当に楽しくさせていただいています。
自分の力は微々たるものなので、ネットの力と仲間に感謝!ありがたいです。

今回は、今作成中の新曲「Timeless Village」の話。

この曲は、1991年のオリジナル曲でクニオと二人(ピアノ、ベース)で活動していた頃の、20代後半に作成された曲、原曲と各モチーフはクニオが作り、一緒にあーだコーダ言いながらアレンジした曲です。
今回も、YouTubeにTimelessVIllage#1が上がっています。昔の京都のライブハウス「Rag」での演奏が配信されています。ゲストでドラマーを入れたトリオ構成での演奏。(昔の動画なので写りの荒さはお許しを!!)
これを、今のNG風に作り変える作業をやっています。
今日時点で、youtubeにTimelessVillage#2が上がっています。まだ、ギターは入っていませんが、今回もイシモトギター、とても素晴らしい感じでアレンジされており、すごく好きな雰囲気に出来上がってきています。おしゃれです。#3ぐらいで発表されるかな。乞うご期待!!

手順は、いつも通り、昔の演奏されている曲を耳コピーで起こし、ボーカルが入れられそうな部分を考えて、訳のわからない言葉を使いアドリブで歌う。んで、歌をLogicProで録音、musescore譜面化、デモ音源にして、クニオとイシモトに出来上がった音と譜面を渡してあーだコーダする。
その後、イシモト、クニオも自分の演奏アレンジを考える。
並行して、イシモト、クニオでYoutube等プロモーションを開始。この後に、いつもはクニオが歌詞を書いているんですが、今回はイシモトが歌詞を、クニオがジャケットを作ったりと忙しくなりながら、なんと、この曲の他に2曲ほど追加して春に3曲配信するぞーってノリでーす。や、ヤ、やれるのか???最終的にボーカルの入れ込みとミックスも、先は長い。。。。。

「TimelessVillage」音の仕組みでキモになっているのが、ベースとシンセ!!
今回の「timelessVillage」は少し前から活躍しているベースのピアゾマイクがかなりいい感じです。音が響く、NGの音響全体にかなりインパクトを与えています。そして、NGでこれも最近活躍している立体感のあるシンセイザーの低音と合いまして、素晴らしい世界観を出しています。ヘッドホーンで聴くと音の広がりにかなり驚く!!

NGは3人編成ですが、徐々にアレンジの方向が明確になってきています。
イシモトのブログに「パリは燃えているか」の話題。
クニオのブログにも弦楽四重奏の話題。
なんとなく、音響的にはクラシカルの要素が色濃くなってきています。いや、もともとプログレ好きなんで致し方ないところありますが。。。僕も若い頃はちゃんとクラシックのピアノ先生に教えてもらったりしてましてオーケストラの音はかなり好きです。ピアノはあまり上手くないんですが。。。
「TmelessVIllage」でも、ソプラノサックス、ヴィオラ、ヴィオリン、コントラバス、ハープなどオーケストラ楽器を入れ込んで、かつシンセで空間色付けを行うという方針でアレンジしています。結果、トラック数がどんどん増えていきます、あっという間に30-40になりますね。何しろ昔1991年の時は、ベースとピアノだけでしたので、まーーいろんな意味で、カラフルになってキテいると思います。

(Timeless Villageのドラムキックのコンプ)

また、ドラムはドラムンベース系で細かい玉が多いんですが、今回、コンプレッサーの種類を変えてトライしました。キックとスネアのコンプレッサーは、これまでと違って「VintageVCA」を使っています。かなりパンチが出てリズムを引っ張るように感じます。Attackは10msと早めです。Thresholdは、13.0dB、Ratio4.1:1ですね。
クニオベースの雰囲気と、とてもあっているように感じています。
そして、今回大活躍、やはり、イシモトギター、異次元に持ち上げました。
楽しみにしてね!!!

ここのところ、色々勉強させていただいてミキシングとマスタリングでリズムも影響を受けるということを、少こーし理解できるようになってきまして、より慎重にならねば!とっ、かつ、初心を忘れずに!と思いつつ、「TimelessVillage」を仕上げているところです。

マスタリングは、前回お伝えした「Will」や「Fractal」で使っていたプラグインの種類と同じで数値を変えています。経験的に音圧が容易に上がるようになってきていますので要注意です。うかうかしていたら、高音圧になって音がギュッと詰まってしまうので、細心の注意を払らわないとーーーー。理想はやはり爽やかな空間に音があるような感じにしたいですよね。
マスタリングの極意というものがあるかは、わからないですが、ゴールの音イメージをしっかり想像して、それに向かう感じかなーと思っていまーす。僕は、まだまだ駆け出しですので、そこのところはこれから成長させていただきます。

NGの音作りを7回させていただきましたが、今後は「音のアレンジ」が主眼になるように思います。半年間ほどマスタリングとミキシングをやらせていただいて曲も諸々アレンジしていますが、音楽に対する考え方や探究心はより深くなってきているので、この先も「NGの音の作り」について、特にアレンジを絡めて、書いていきたいと思っています。
この先も、お付き合いいただけたらありがたいです。
よろしくお願いします。
ではね!

つづく。