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NGの音作り No.3
Writer : hoji
Type/ : 2020-11-30 / blog
(新曲のマスタリングでLUFSをチェックしているところ)
こんにちは、
NGの音作り3回目です。
普通のマニュアル本だと、ミックスの仕方、その次にマスタリングと進んでいくという流れだと思う。
で、本日はミックスの話と思ったが、地味な話になりそうだから、今日はマスタリングの話にします。やはり、結果からの逆算がわかりやすい。
前回の打ち込み作業してその後ミックス、マスタリングに進むんですが、
世の主流としては、まずはきちんとミックスして、その後にマスタリング作業で完成させるのだ!みたいな手順があるようです。
歴史として、こういう流れも大事ですが、僕は個人的に動いているので、分業も無くDAW操作するんで、マスタリングしながらミックスしてもいいのでは?と思い、あまり気にしないようにしてます。マスタリングした音が最終的な音だから、結果、耳と音にこだわって、いい感じになれば良いかなーっと。
てことで、僕はマスタリングのプラグインをONしながらミックスってのも、曲によって結構やってます。うまくいかなかったら、マスタリングプラグインをOFFしてミックスに戻って、また初めから作業したりしています。
ここから大事な話、このマスタリングで、音圧を上げるんだけど、サードパーティーの音圧上げるツールは持ってないので、音圧アップは、「Logic Pro X」のみでやってます。ところが、この音圧を普通に上げると、結構の確率で、音潰れや濁りが始まります。これを解消しないと、配信できない!という悩みが。。。
解消するには、ミックスに戻るしかありません。まずは、1つずつのトラックをミュートして音潰れなど変な音になる原因の楽器を探します。
見つけたら、そのトラックのEQ、ハイパスフィルターを操作して、音に影響がないギリギリライン、例えば100hz−120hz以下を思い切ってバッサリカットして音空間に隙間をを作ることをしてます。
それと配置。音の空間の中の場所です。右か左か上か下か手前か遠い奥か?四角い立方体をイメージしてその中のこの部分はボーカル、この辺りはピアノみたいに位置付けをしています。ある場所に音が集中していると濁りの原因にもなりそうで、心配しながら、慎重に決めてきまーす。
これら細かい作業を緻密にやっていくとだんだん音潰れや濁りは解消していきます。曲によってまちまちなので、地道に作業するしかない感じです。四角い立方体の中に風船を入れて膨らます感じで、音圧をある程度あげても綺麗のままになったらOKなんですが、じゃー、どれくらいの音圧にしたら良いのーーー?という疑問が。。。
歴史はよくわからないんだが、かなり昔から音圧のアーダこーだはあったようです、でもやはり、音圧を上げた楽曲(波形が海苔状態)は、聞いてて、はっきりと音がわかるから気持ちがいいんです。
なぜか、人間は、「音圧が高い=いい音」と判断するようです。
聞くところによると、音圧が曲に大きく影響した曲で有名なのは、マイケルジャクソン、曲はスリラー。あの曲は、曲自体も素晴らしいが、音圧で他を圧倒してNo1に輝いた!感動!だったようで。
そう、いわゆる世に言う「音圧戦争」が勃発!
ジャラ、ラーーン。ジャラ、ラーーン!!
その後、音圧の大きな楽曲があたり前になりました。(ある意味残念ね!)
で、あれから30年ほど経って、今の世の中はストーリミングが主体になって、「音圧戦争」は終わったようです。これで好きに作れるね!と思ったが、しかし、ある程度のラウドネスはやはり必要で、
ググると、spotifyは、-14LUFS だとか、youtube Musicは、-13LUFS などといろいろ言われています。
このLUFS値(ラウドネスの数値、マイナス値で表現してて、0に近いほど音が大きく感じる)は、やはり大事な目安だから、自分で着地点を決めておかないと、マスタリングが完了しないってことになってしまいます。
歴史はよくわからないんだが、かなり昔から音圧のアーダこーだはあったようです、でもやはり、音圧を上げた楽曲(波形が海苔状態)は、聞いてて、はっきりと音がわかるから気持ちがいいんです。
なぜか、人間は、「音圧が高い=いい音」と判断するようです。
聞くところによると、音圧が曲に大きく影響した曲で有名なのは、マイケルジャクソン、曲はスリラー。あの曲は、曲自体も素晴らしいが、音圧で他を圧倒してNo1に輝いた!感動!だったようで。
そう、いわゆる世に言う「音圧戦争」が勃発!
ジャラ、ラーーン。ジャラ、ラーーン!!
その後、音圧の大きな楽曲があたり前になりました。(ある意味残念ね!)
で、あれから30年ほど経って、今の世の中はストーリミングが主体になって、「音圧戦争」は終わったようです。これで好きに作れるね!と思ったが、しかし、ある程度のラウドネスはやはり必要で、
ググると、spotifyは、-14LUFS だとか、youtube Musicは、-13LUFS などといろいろ言われています。
このLUFS値(ラウドネスの数値、マイナス値で表現してて、0に近いほど音が大きく感じる)は、やはり大事な目安だから、自分で着地点を決めておかないと、マスタリングが完了しないってことになってしまいます。
(クニオから教えてもらったハンコックさんの Imagine Project)
spotifyなどストリーミングのサイトには、ラウドネス・ノーマライゼーションという機能が用意されていて、そいつが勝手に曲の音圧を変えちゃいます。これは、今の世、アルバムよりもシングルの単品売りが多くなり、プレイリストで聞くリスナーも増えているなどの影響もあります。音圧がバラバラだとリスナーのボリューム操作が大変ですもんね。
ってことで、音圧値は、僕も、ある程度決めています。
で、回答は、
「好きな曲に合わせるのが良い」です。
なんだぁ、xxLUFSの数字じゃないのかー!と思われる方もおられるかもしれませんが、すいません。
最近好きな曲で、クニオから教えてもらったのだけど、我らがハンコックさん「ImagineProject」のImagine、かの有名曲をハンコックさんがアレンジし、JeffBeckさんやらが参加したものです。
すごく良いアレンジ!
これを、DAWに読み込んで、Logic付属のMultiMeterで参照すると、平均のLUFSが表示されるんですが、だいたい、-12LUFS から -10LUFS ぐらいに見える。
詳しいことはわからないから、世に出ているもので、雰囲気がよく似てて、音が綺麗な好きな曲に合わせれば問題ないだろう的なノリで、このImagine楽曲のLUFSレベルメータの動き、周波数帯の広がりグラフになんとなく合わせる感じで、音圧を決めています。
いろんな考えがあると思うけど、僕はこんな感じでやってまーす。
次回は、ミックスのより細かな話か、マスタリングのプラグインの話か?
うーん!
ではね。
つづく